赤ちゃんが生まれる 2
お待たせしました。赤ちゃんが生まれる1の続きです。
Kちゃんから連絡を受けたNoriは病院に駆けつけました。
ちょうど玄関先にKちゃん義母のYさんがいらっしゃり、陣痛室まで誘導していただきました。(Yさんもヨガ会員さんで、とても仲の良い嫁姑関係で微笑ましく感じていました。)
陣痛室に入ると小さな空間に二つのベット。(実は私も娘をこの産院で生んでいる)
お隣のベットにももうじき出産予定の妊婦さん。カーテン越しにお互いの息遣いを感じます。
変わらないな。懐かしいなんて思ったのは束の間で。カーテンを開けてKちゃんとあいさつ。
うん、まだ余裕ありそうだね。笑っているし・・・。陣痛の間隔をスマホで測っているらしい。
すごいな。最近は。などと感心しているうちに陣痛がやってきた。
Kちゃんのお顔が歪み、息も荒くなる。
あーつらいのね~。まだまだこれからだけど、でも少しでも痛みが紛れるならと、腰などをマッサージしてみました。
なるべくお産をスムーズに進ませたいので、ベットの頭の高さを上げ体を起こし、骨盤を開く姿勢をお伝えする。
そうは言っても痛いよね。陣痛が来る際にはマッサージ。
そのうちパパさんがいらしてくれた(^O^)
Kちゃんのお顔にも安堵の表情。良かった~。
パパ間に合った。忙しい中、仕事を抜け出して駆け付けたパパ。少し緊張しているご様子。
パパ、Yさん(パパの母ね)、私の3人で付き添うことに。
アハハ若干狭いですよね~(汗)
パパにベット脇の椅子に座っていただき、私はKちゃんのベットへ。
この方が力も入るし、マッサージもしやすい。汗を拭いたり、扇子で仰いだり、いきみたくなってきたらいきみを逃すために会陰のあたりを強めに押す。
この繰り返しでした。
うんうん、順調。
とても我慢強いkちゃん。弱音を吐かない。もっと甘えていいんだよと声をかける。
パパは優しい声で頑張れと励ます。Yさんも励ましたりアシストをしてくださる。
もうすぐだよ。頑張ろう。もうじき会えるよ。子宮口8センチ。いきみたいけどまだいきめないとき。
ここを耐えよう。もうすぐだから。
その時だった。
産院の看護婦さんからの一言。
『付添いは一人にしてください。それからベットは患者さんのものだから付き添いの方は乗らないでください!!!』
・・・・・・・。
えっ???
言いたい事はたくさんありましたが、ここはおとなしく返事をしました。はい、すみませんって。
これからお産を迎え、赤ちゃんやKちゃんがお世話になるのだから・・・。
黙って従うしかない。
付添いはパパにお任せして、私とYさんはロビーで待機しました。
しばらくして、様子を見に行く。
子宮口全開。いきんでいいとのこと。
オッシャーーー!!!キターーー!!待ってました~
とばかりにKちゃんのいきみにお付き合い。←結局、二人で付き添う・・・アハハハやっぱり放っておけないんです。
パパにここを押すといいよーとかこうするといいよとおせっかいを焼く(笑)
さすが、kちゃん。呼吸が上手。ヨガ効果あったかな。
いきみもうまいよ。うん、いいよ。その調子。
子宮口全開で陣痛の波に合わせていきむKちゃん。
陣痛が来そうになったらたっぷりと息を吸い込んで、陣痛時に息を止めて(クンバカだね)
長めにいきむ。息が続かなくなったら吐き出して二回目もう一度たっぷり吸って長めにいきむ。
顔が真っ赤になり、汗が噴き出てくる。
私の出来る事と言えば、いきむときに少しでもいきみやすくと手を握らせる。
ものすごい力が加わる。頑張れー。赤ちゃんも頑張ってるよー。
ママとパパに会いたいって。楽しみだね~。と声をかける。励まし続ける。この痛みは一瞬で生まれれば嘘のようになくなるんだよ。だから頑張ろう♡
いきみを続けるKちゃん。相当、体力を使っているな。この痛みの中、途中寝ているときがある。
寝顔は赤ちゃんのようです。かわいい。頑張れ。あと少しだよ。
その間にも何度か看護婦さんや助産婦さんに赤ちゃんの心音を見ていただいたり子宮口の確認が入る。
この時も、実はおいおい!!と思うことはありましたが、まぁ細かいことを書くのはやめておきます。
ただ一言 言いたい。
産院に務めている方々はお産は日常茶飯事で何百回に一回のお産かもしれない。
でも、妊婦さんにとっては一生のうちに数回のお産なんです。もっと妊婦さんの気持ちになってあげて欲しい。ただ。それだけ、お願いします。もちろんそういう看護婦さん、助産婦さんもたくさんいらっしゃるかと思います。
私たちが出会った方が、たまたまだったのかもしれない。
たまたまであってほしい。そう思います。
話がそれましたが、いきみ始めて、どれくらいたったことでしょう?2時間は超えています。
よく、ここまで頑張ったKちゃん。えらい。えらいよ。ほんとに!!
ようやく分娩室に・・・い・け・る♡
キターーーっ
つづく
Namaste