悪い習慣を断ち切るヨーガの秘訣!自己規律で人生を変えよう!!NORI

NORIです。こんにちは。
ヨーガの哲学「ヨーガ・スートラ」の書籍の中に
3つの取り組むべきことが記されている。

「タパス」 自己規律
「スワディアーヤ」 霊性を高める書物を読む
「イーシュワラプラニダーナ」 至高の存在に身を委ねる

先日のヨガクラスでは「タパス」について取り上げました。

タパス=自分を律する

苦行と訳されることも多いが、わたしは自分を律すると解釈する方が腑に落ちます。

クラスの冒頭
「あなたの悪い習慣は何ですか?」と尋ねました。

2名の方がすぐに答えてくれました。

・朝、起きたら、とりあえず1階に行ってテレビをつけてしまいます。理由は音がないと寂しいそうです。

・夜寝る前にベットの中でスマホを見てしまうということでした。眠れないからついつい眠くなるまでベットでスマホを見ているそうです。

当人は、本当は頭の中でその悪い習慣を変えたいと思いつつ
なかなか変えられないというご様子でした。

悪いと思っているのに止めることができない。なぜでしょうか?

実はこれには理由があります。

”ヨーガではわたしたちは何度も生まれ変わって、輪廻転生を繰り返している”と考えますが
古代、わたしたちは狩猟をして生きていました。
当時、何か変わったことをする種族は、絶滅してしまったんです。
例えば、狩りをしていてむやみやたらに猛獣に挑むとか、寒い日に外に出て凍えて亡くなってしまうとか変化をする種族は絶滅し、変わらないでいた種族は生き残ったそうです。

ですから、私たちのDNA(遺伝子)には変わらない方がいいという記憶が強く残っていると言います。
悪い習慣をやめた方がいいとわかってはいても、変えられないのはこのためだと言います。


では、ここで考えてみましょう。

朝テレビをつけるのをやめたらどうなりますか?
窓を開けて自然を感じ、季節を感じ、風を感じ、登下校の子どもの声が聞こえるかもしれない。
何度も繰り返し大袈裟に流すニュースを見ないで済んで、朝からエネルギー高く心地よい始まりが過ごせます。

また、
夜寝る前のスマホをダラダラと見るのをやめたらどうでしょうか?
まず眠りの質が上がります。
寝る前にスマホの画面を見るのはコーヒー1杯飲むくらいの覚醒効果があるそうですっ。
毎晩、寝る寸前までスマホを見ているということは、コーヒー飲みながら寝ているようなもの。
眠りは浅く、質の低い睡眠となってしまっています。
そして暗いところでスマホを見ていると目にも悪影響が出てきます。
毎日ダラダラと寝る前に見てしまうスマホ。
そのスマホの悪影響をこれからずっと続けるとしたらゾッとしますよね。


こんな時に
ヨーガの大切な考え
自己規律!!タパスです。

自分を律する!!

どんなに悪い状況だと分かっていても変わりたくないと思う自分の脳を
自分で律していくのです。

例えば、甘いものが大好きで大好きで毎日コンビニに行って
スイーツ食べてしまう方がいたとします。

ここで、最悪の未来を考えてみましょう。
スイーツを毎日食べ続けた10年後の未来
どうなっているでしょうか?

白砂糖はドラックと同じくらい常習性があると言いますが、
脳が弱って、正常な判断が出来なくなるだけでなく、
体は太り、たるみ、肌は荒れて、10年後のあなたは重大な成人病になっているかもしれない。
そんな未来を想像したら
今すぐにでも、スイーツやめたくなりませんか?

毎日毎日、常習的にコンビニのスイーツを食べ続けることの弊害を考えて欲しいのです。
今は大丈夫だけど、10年後このままの悪癖を続けていたらどうなるか?
そのために出来ることが

タパス
自分を律していくていくことです。

悪い習慣が出てきそうになったらこのまま続けていくと10年後自分はどうなるかを考えて
(自分を客観視する)
そして、自分を律して楽な方、堕落した方に進んでいないか
確認しながら、自分自身の心の手綱はしっかりと自分で握っていきたいものです。

NORI