うまくいかない時期の自分を責めないで “心の季節”の受け入れ方

こんにちは、NORIです!

ゴールデンウィーク明け、
なんとなく心が重くなる・・・

今日は、
そんな時期の“過ごし方”について
ヨガの視点からお話しします。

連休明けから聞こえる不調の声

5月中旬頃から聞こえてくるのが

「近ごろ元気が出なくて・・・」

という声。

「仕事で疲れてしまい、食事の支度も面倒」

「ついSNSを見て時間が過ぎてしまう」

本当はもっと頑張らなきゃいけないのに・・・

なんでこんなことも出来ないんだろう・・・

こんな風に自分を否定してしまい
余計に疲れを溜めていませんか?

実はこれ、
あなたの頑張り不足が原因ではないんです。

「ずっとうまくいく時期ばかりではない」

このことを知っておくだけで、
心が軽くなりますよ。

サットヴァ以外の自分も認めることが大事

ヨガの教えでは、
宇宙と人間の心には
3つの性質(グナ)があると言われています。

サットヴァ(純質):調和・平安・明晰さの状態

ラジャス(激質):情熱・活動・興奮の状態

タマス(鈍質):停滞・無知・混沌の状態

わたしたちは、
出来るだけ、
サットヴァな状態であるのが理想です。

ですが、

良い時期(サットヴァ)もあれば、
落ち着かない時期(ラジャス)、
タマスのような重い時期も自然に訪れます。

ここで「サットヴァな自分でなければ駄目」
と自分を否定してしまっては、
かえってサットヴァから遠のいてしまいます。

先日、ある方から、
こんな話を伺いました。

その方は
あるお店のスタッフをしていたのですが、
「仕事がうまくできない・・・」
と自分を責め、
出勤できなくなったそうです。

ですが、
そのお店が大好きで、
友人に頼んでそこのお弁当を
毎日買いに行ってもらったのだとか。

その方がそろそろ元気になったかな・・・
というタイミングで、
「友達と遊びにおいでよ」
と、お店から声がかかり、
以前のようにお店に顔を出せるように。

今はお客さんとして、
そのお店を応援しているとのことでした。

SNSやテレビ番組の影響などから、

わたしたちは
「もっと頑張らなきゃいけない」
「自分がしっかりしなきゃ」
と、条件付きの自分だけを
肯定してしまいがちです。

ですが、
ずっとうまくいく時期ばかりではありません。
耐える時期もまた、大切な時間です。

ありのままの自分を見つめて、
うまくできない時期の自分も
しっかりと受け入れることが大切なんですね。

そして、
どんな時期の自分も受容することで、
相手のことも受け入れられるように。

先ほど例に出したお店のように、

相手にも
うまくいく時期と
耐える時期があることを理解して、

見守ったり、

タイミングをみて
相手に手を差し伸べられるようになります。

元気になったらまた始めればOK

冬の草花のようにじっと耐えて、
エネルギーを内部に溜めて、
元気になったらまた始めればOK。

焦らず、自分の季節を信じて。

また動き出すその時まで、
心をあたためていきましょう。

わたし自身も
焦らず、
みんなに寄り添える人でありたいです。

東北では、今ちょうど桜が満開でした。
同じ日本でも、咲く時期がこんなに違う。
早く咲く花もあれば、ゆっくり咲く花もありますね。

どの桜もちゃんと自分のタイミングで咲いているんだなぁと感じました。

まわりと比べて焦ったり、遅れてる気がしたりすることもあるけれど、
桜のように、自分のペースで歩いていけばいい。あなたはあなたのペースでね。

大切なのは、「今ここ」の季節を味わいながら進むこと。
そんなことを、桜が教えてくれた気がします。

焦らず、今を大切に歩いていきましょう。
NORI