掃除しながら、生き方を整えてた。〜ニヤマに教わった、スタジオのある1日〜
先日、H&Bのスタッフ総出で、スタジオの大掃除をしました🧹
無心に拭く。黙々と運ぶ。
「これどこにあったっけ?」「あ、ここもだ!」なんて言いながら、
ふだん見ない場所のホコリを落としていくと、
気づけば心のモヤまで一緒にスーッと晴れていく。
ヨガ哲学に出てくる「ニヤマ」という教え。
これは「すすんでやるべき5つの実践」のこと。
その一つが、シャウチャ(清浄)。
“掃除=心の浄化”なんて、
ちょっとスピリチュアルに聞こえるかもしれないけど、
実際、空間が整うと心がスッキリすることってよくありませんか?

でも、この日の学びはそれだけじゃありませんでした。
掃除の途中で、スタッフの一人が
「ここ、前から気になってたけど見て見ぬふりしてた〜」ってポツリ。
あぁ、それもあるあるだよね、って笑いながら、
私はふと、サントーシャ(知足・足るを知る)の教えを思い出してました。

完璧じゃなくてもいい。
全部キレイにしなくても、ちゃんとやったところに目を向けて、
「これでいい」って、自分に丸をつけること。
小さな満足をちゃんと感じてあげること。

それもまた、ヨガなんだよなぁって。
みんなで大掃除できることがとてもありがたいことなのです。
そして、作業が進むにつれて、少し疲れた空気も流れ始めた頃。
「あと一息!ここまで来たら全部やっちゃおうよ〜!」と
最後の仕上げに向かってみんなで気持ちをひとつに。

これって、まさにタパス(自己鍛錬)。
ラクな方に流れずに、もうちょっとだけ頑張る。
そこに宿るエネルギーが、心まで温かくしてくれます!!
掃除が終わってスタジオを見渡すと、光の入り方まで違って見える。
空間が澄んで、空気がやわらかくて、どこか神聖さすら感じました。
ただキレイになっただけじゃなく、
わたしたちの心が、ひとまわり軽く、優しくなってた
そう思うのです!
ヨガの教えって、マットの上だけじゃなくて、
こんな日常の中にもちゃんと息づいてる。
誰かと協力したり、自分を観察したり、
完璧じゃないことを許したり、
最後までやりきるって決めたり。
そんなひとつひとつが、
「どう生きるか」というヨガの本質なんだと思います🌱

みんなのおかげでスタジオピカピカになりました。ありがとう。
今日もまた、そんな気づきを持ちながら、
スタジオでお待ちしています。NORI