守ってあげられなくて、ごめんね。
〜私が埼玉の風景を守ろうと決めた日〜

こんにちは、NORIです。

埼玉県羽生市という土地でヨガスタジオを始めて、

たくさんの方と出会い、本当にありがたい日々を過ごしています。


そんな中、最近、私は、大切なものを失ってしまいました。

そして、その出来事を通して、改めて、

これからの人生で、本気で向き合っていきたいことが、

はっきりしました。

それが、

という想い。

今日、お伝えしたいのは、

今、日本の美しい場所が、いかに失われていっているのか。

それでも、なぜ、私が、守りたいと思っているのか。

立ち上がろうと思ったのか。

そんな話を、させてください。

私は、自分の住む、この埼玉の羽生市が、大好きなんです。

自然があふれていて、

朝になると鳥の声が聞こえる。

田んぼの向こうから太陽が昇る。

季節ごとに景色が変わる。


夜にはカエルの鳴き声や虫の声が聞こえる。


そして夕日が沈む頃、

田んぼの水面に映る景色は本当に美しいんです。


本当に、一度、来てみてほしいんです。

まるで、

そう私は思っています。

この場所にいられるだけでありがたい。

ここにいるだけで心が落ち着く。

元気になる。


だから、都会に住んでいて疲れてしまった人も、

たまに、癒されに来てほしい。


そう思える場です。


本来、日本にはこういう田園風景や自然が

たくさんあったんだと思います。

でも今、その景色が少しずつ変わってきています。

最近、よくニュースで見ますよね。

水源の問題。

ソーラーパネルの問題。

文化や風習が失われていく話。

神社やお寺が燃えてしまったり・・・


今、日本中で、様々な問題が起きています。


そしてそれは、

私の身近でも、起きています。


最近、私のまわりの土地でも、

空き家が増えてきました。


人が住まなくなった家や土地が、

別の誰かの手に渡っていく。


それ自体が悪いことだとは思っていません。

ただ、そこで大切にされてきた祈りや文化が、

うまく受け継がれないまま、

景色だけが変わっていくことがあります。


ある家には、

もともと住まれていたご家族が

大切にしていた祠がいくつかありました。

きっと代々、

手を合わせてきた場所だったのだと思います。

けれど最近は、

その祠の前が、

ゴミ置き場のようになってしまっていました。

食べ物のゴミにカラスが集まっている。

その光景を見たとき、

本当に胸が痛くなりました。

「あぁ、土地の神様が、かわいそうだなぁ」

そう感じました。

誰かを責めたいわけではありません。

でも、

この土地で大切にされてきた文化や風景が、

知らないうちに失われていくことに、

私は強い危機感を感じています。


そんな折に、

私にとって、忘れられない出来事がありました。

私は、家族から受け継いだ土地があったのですが、

その一部を、最近手放さなければならないことがあったんです。


それは、私の住んでいる家からは、

少し離れたところにあった土地でした。


そこも、草や木がたくさん生えていて、

周りも木々に囲まれた小さな森のような、自然豊かな場所だったんです。


ある日、

「その土地を売ってほしい」

と言われました。


私は、最初、断りました。


どこの誰かも分からない人に、

売りたくなかったからです。


けれど、そこから少しずつ、

状況が変わっていきました。

私の土地のまわりの土地が

次々と買い取られてしまったのです。

最終的には、

四方をすべて囲まれてしまい、

私はその土地に入ることすら難しくなってしまいました。

さらには、

「おたくの木が倒れて、もし何か問題が起きたら、責任を取ってもらうことになります」

という話もありました。

私には、半分脅しのようにも感じられました。

私は、それが怖くなってしまい、

泣く泣く、手放さざるを得なくなりました。

しかも、

その土地の価値を思うと、

とても納得しきれないような金額でした。

その後、その土地はどうなったのかというと・・・

一面に、広大なソーラーパネルが敷き詰められてしまったんです。

※画像はイメージです。

草木が生えて、小動物が住まう緑あふれる場所だったのに。

私が持っていた土地には、

ご神木のような大きな木もあったのですが、

それもあっさりと切られてしまいました。

私は今でも、そこを通るたびに、

「守ってあげられなくてごめんね。」

と手を合わせています。

あの土地の神様、あるいは木の精霊に対して、

本当に申し訳ないことをしたなと思っています。

何千年と守られてきた自然も、

こんなにも簡単に失ってしまう。

そして、一度失ったら、もう取り戻せないのです。

あの時から、私は思いました。


私が住んでいる場所、

今、ヨガスタジオがある場所に関しては、

幸いにも、まだ、豊かで美しい自然が守られています。

私は、ご先祖様から受け継いだこの場所を

絶対に守っていきたい。

そう強く思うようになりました。


もちろん、私一人で何かができるわけではありません。

でも、何もしなければ、何も変わらないと思うんです。

だから、私はここで宣言します。



未来の若者に、

この美しい風景を一度も見ずに生きて欲しくないんです。

私はいつも、

このヨガスタジオの周りを歩くたびに、

本当に美しい田園風景に、感動しています。


朝は鳥の声が聞こえ、

風が田んぼを渡り、

季節ごとに景色が表情を変えていく。

私はそんな環境の中で

ヨーガを伝えさせてもらっていることを、

本当にありがたく、幸せだと思っています。


なので、これからは、

この場所をもっと、みんなで守っていこうと思いました。


題して、

です。


実は、埼玉って、

「彩(さい)の国」

って呼ばれてるんです。

田んぼの緑。

夕日の金色。

空の青。

お米の白。

この土地には、

四季折々の、美しい彩りがたくさんあります。

それを、みんなで一緒に守っていきたい。

そのために、

私の次なる挑戦として、

来年から、夫と一緒に、

お米作りにも挑戦しようと思っています。


実は、我が家でも

15年前までは家族でお米を作っていました。


父の他界とともに人に任せるようになり、

今は農機具も一台もありません。

農機具は驚くほど高額ですし、

お米作りを始めても、採算が取れるまで何年かかるかわかりません。


今さら、そんな挑戦をするのは、怖いなって

思った時もありました。

でも、私は、「挑戦」を続けている

多くの仲間、そして師匠と出会ったのです。

彼らは、日本の文化、伝統を、守ろうと、

必死に活動していました。


それを見て、

私だって、負けてられない!って、思ったんです。

せっかく、この美しい場所に住ませてもらって、

これを私の代で終わらせちゃダメだなって。

まず、最初はお米。

その後は、野菜だったり、

色んなものも育てていきたい。


そして、ここで取れたお米や野菜を使った

オーガニックのカフェを作りたいなって思ったんです。

※画像はイメージです。

そうすれば、全国からたくさんの人たちが遊びに来てくれて、

この土地の美しさに触れて、

「この場所を守りたい」

って思う人が増えてくれるはず。


そんな仲間たちと、一緒に、

笑いながら食卓を囲めたら・・・

考えるだけで、心が熱い気持ちになったんです。

そして、それを、仲間の皆や、

ヨガスタジオに通ってくれる皆にも伝えました。

ちゃんと伝わるかな、とか、

今さらそんな頑張ってどうするの、とか、

言われないかな、とか、

そんな不安も少しはありました。

でも、みんな、目を輝かせて、

「のりこさん、それすごいよ!」

「応援する!」

「一緒にやっていこう!」

って、そう言ってくれたんです。

そんな仲間たちがいるから、

私は、もう絶対に諦めない。

絶対に、この土地を、最後まで守り抜く。

この未来は、私ひとりでは、決して作れません。

だけど、私ひとりの問題でも、無いと思うんです。

まずは、私が立ち上がらないといけない。

きっと、埼玉以外にも、

日本のあちこちで、同じような悲しい想いをされている人が

たくさんいるんです。


まだ、残っている、日本の大切なものを、

一緒に守っていきませんか?

もし、近くに住まれている方は、

ぜひ、ヨガスタジオにも、遊びに来てみてください。


ただのヨガではありません。

ひとつの〝体験〟であり、

想いの〝共有〟であり、

これから日本を守っていく〝仲間〟が

たくさん見つかります。

そんな場所に、これから必ずしていくので、

この想いに共感してくれた方は、

気軽に遊びにきてほしいなと思います。

そして、遠く離れた場所でも、

この埼玉と繋がれるようなオンラインの企画も

たくさんやっていきます。

また、そこで、

埼玉の美しい景色を実際に見てもらったりして、

離れていても、この土地の空気に触れてもらえたらなって思います。

全ては、一緒に日本の未来の景色を守るため。

そのための活動だと思っていますので、

「応援したい!!」

と感じてくださった方は、ぜひ、来てみてください。

10年後も、20年後も、

たくさんの人がこの場所に来て、

「ああ、気持ちいいね」

「あったかいね」

「空が広いね」

「風が気持ちいいね」

「カエルの声がするね」

「カメやザリガニがいるね」

そして・・・


私は、この風景を諦めたくありません。


この田んぼを諦めたくありません。


この場所に流れている祈りを、

諦めたくありません。

だから、始めます。

まずは、お米作りから。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ヨガスタジオH&B代表 熊倉のりこ(NORI)

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