埼玉の美しい田園風景を未来へ。私たちは農業を再開します。埼玉彩りプロジェクト

こんにちは。
埼玉彩りプロジェクト代表の熊倉のりこです。

「このままじゃ、いけない。」

最近、その言葉が何度も頭に浮かびます。

私たちはこれから、埼玉彩りプロジェクトとして、
埼玉の美しい田園風景を未来へつなぐ挑戦を始めます。

まずは、自分たちの手でお米を育てること。

そして、いつか野菜も育て、そのお米や野菜を囲みながら、安心して「いただきます」が言える場所をつくること。

私たちが守りたいのは、お米だけではありません。

春に種をまき、苗を育て、田植えをし、秋に収穫する。

日本人が昔から大切にしてきた暮らしと、美しい田園風景そのものです。

ありがたいことに、
この田園風景に囲まれた場所でヨガスタジオを続けさせていただく中で、
多くの方から

「ここへ来るだけで体がゆるんで、元気になります。」
という言葉をいただきます。

その言葉を聞くたびに、この景色には人を癒やす力があるのだと感じています。

だからこそ、この風景を未来へ残したい。


我が家では、15年ほど前までは、父が中心となって田んぼを守っていました。

私も一緒に手伝い、お米づくりをしていました。

しかし父が他界してから、その田んぼは人に任せてしまっていました。

そして今、改めて田んぼを見たとき、強く思いました。

現実は想像以上に大変でした。

我が家には農機具が一台もありません。

おじさん家の農機具たちの一部




トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、籾摺り機、種まき機、その他色々と・・・

すべてゼロから揃えなければなりません。

正直、「どうすればいいんだろう」と思う日もあります。

実は、私が「農業をやりたい」と親戚のおじさんへ話したとき、
ものすごく反対されました。

「今から農業なんて、絶対やめたほうがいい。」

何度もそう言われました。

でも私は諦めませんでした。

「それでもやる。」

「どうしてもやりたい。」

その想いを何度も伝え続けました。

すると最後には、おじさんも笑いながら、

「そこまで言うなら、やってみな。」

そう言って応援してくれるようになりました。

今では、農業のことを一つひとつ丁寧に教えてくださっています。

そして教えていただいたのは、技術だけではありません。


日本の農業の現実です。

「ちょっと前なんて、時給10円みたいなものだった。」

「ほぼボランティアだと思ってやったほうがいい。」

今では、大規模な農業法人でなければ利益を出しにくく、
小さな田んぼは、やればやるほど赤字になってしまう。
やっと利益が出るかなと思った頃にだいたい機械が壊れるそうです。

そんな現実があります。

だから若い人が農業をやらないのではなく、

日本の若い人たちが農業を始めたくても、諦めるしかない。

そんな状況になっているように、私には見えました。

もちろん、農業を続けていくためには経営も大切です。
効率を考え、大規模化していく流れも必要なのだと思います。

自分たちが食べるお米を、自分たちの手で育てる。

春に種をまき、苗を育て、田植えをし、秋に収穫する。

そんな当たり前の営みが、日本人の暮らしや文化、
そして「いただきます」という感謝の心を育んできたのではないでしょうか。

やりたくても続けられない。

農機具の購入費は中古ですら一桁間違っていませんか?
と思うほど高いのです。

しかも、今は中古のいいものはみんな海外に流れてしまっているという現状です。

これでは、日本の若い人たちが農業を始めたくても諦めるしかない。

そんな状況になっているように、私には見えました。

もちろん、効率は大切です。

でも、効率だけを追い求めた先に、日本の田園風景まで失ってしまったら。

自分たちが食べるお米を、自分たちで育てる。

日本古来から伝わるこの習わしを
その当たり前の暮らしまで失われてしまったら。

私は、それは絶対にあってはならないことだと思うのです。



だから、この挑戦を始めます。

もちろん、理想だけでは進めません。

農機具も必要です。

資金も必要です。

知識も経験も足りません。

だから毎日考えています。

「どうすれば実現できるだろう。」

たまに不安に押しつぶされそうになる時もあります。

でも、その問いは絶望ではないと思いたい。

未来をつくるための問いです。

まずは、
私たちは夫婦で挑戦します。

そして、一緒に力を貸してくださる仲間とともに、このプロジェクトを育てていきます。

埼玉彩りプロジェクトは、お米を作ることだけが目的ではありません。

未来の子どもたちへ、日本の美しい田園風景を手渡すこと。

そのための挑戦です。

一人では守れない景色も、想いを共にする人が増えれば守れるかもしれない。

私たちは、そう信じています。

皆さんは、10年後、20年後も、この景色を残したいと思いますか。

私たちは、その未来のために一歩ずつ進んでいきます。

7月9日の夕日です


埼玉彩りプロジェクト
熊倉のりこ

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